仕事術

決断力のある人とは!?決断力をつける方法は”自己基準”を持つこと

仕事を円滑に進めるために、素早く正しい決断をしたいけど、なかなか自分で決めることができない。誰かに決めてもらうことが多い。そういう方に読んで欲しい記事です。決断を人に委ねると、いざという時に自分で決められないということがありますよね。決めることに時間をかけず、仕事を進めている人の特徴を挙げながら見ていきましょう。

決断力のある人の特徴

職場にも自分で方向性をサラッと決めている人はいませんか。

人は一日の中で、約2万回の選択をしていると言われています。仕事になると自分では決められないという人は多いのではないでしょうか。

もちろん会社に勤めていれば、独断で進めていい仕事はあまりないのかもしれません。

決断=提案と置き換えてみると、どれだけ自分の意志を持っているかと捉えることができます。

決断のある人は日頃から自分で決める癖が付いている

小さい頃から自分で決めることが習慣化している人は、選択に迷いがない人が多いと思います。

いつも親や友人の意見にしたがっている人は、誰かの後押しがないと決められないとも言えます。

もちろん相談という意味で、誰かを頼ることは大切です。

その時はあくまで自分の意見を持った上で相手の意見を伺うというスタンスが必要です。

相手に決断を委ねるというのは、責任を逃れたいという意思の表れだと思います。

私も過去に、職場に自分で意思決定できない同僚と仕事をしたことがあります。

選択を誤った時は、「〇〇に言われたから」「〇〇と話してそうすることにした」などと、どこか自分のせいではないと思わせたい感じが伝わってきます。

「決断を自分でする」「決断を相手に委ねる」このどちらを習慣化しているかによって、大きな分かれ道となるのではないでしょうか。

自分の意志を主張した上で間違った場合は、多少の批判は付き物かもしれません。

しかし、その失敗から学ぶことも多くあります。

誰かに聞いて決断した際の選択ミスは、責任も分配されます。

どこか「自分だけのせいではない」という気持ちからその事実と向き合わないということもあると思います。

この「自分で決断する」行為の量と質が、今の自身の決断力の土台になっていると言えるでしょう。

決断のある人は同じ「DO」でも思考回数が違う(主体性)

例えば、飲食店のホールスタッフを例に考えてみましょう。

・ホール:商品のオーダーを聞く人
・ラン:商品を届ける人
この二つの役割があるとします。そしてホールは3人、ランは2人配置しています。

この店は週末はとても忙しく、100席ある店舗はオープンしてすぐにほぼ満員となります。あなたは商品のオーダーを聞いたり、席の片付けをするホールだとします。

オープン後間もなく満員となった店舗は、オーダーが相次ぎホールは一杯一杯です。

あなたはきっと一生懸命オーダーを聞きまくるでしょう。

ここで健気にオーダーを聞きまくる人というのは、”決断”のパターンが一辺倒になっている人が多いと思います。

この状況の中での選択肢はいくつもあるはずであり、例に挙げると以下の通りです。

①ホールの仕事であるオーダー取りに専念する
②ホール3人をエリア分けして担当を明確にする
③ホールが忙しい時にはランは手隙になるので応援を呼ぶ
④オーダーを取った後に次に忙しくなるランにシフトする

これはあくまで例ですが、「①ホールの仕事であるオーダー取りに専念する」というのは、思考停止に近い状態だと思います。

考えもなくオーダーをひたすら取るというのは、まさにアルバイトの領域。言われたことをやるのみという感じでしょう。

「②ホール3人をエリア分けして担当を明確にする」というのは、エリアを決めて移動距離を短くすることや、オーダーを取る時に無駄に被らないようにするといったような意図があるかと思います。

これは、”与えられた人数で効率的にオーダーを取るため”というように、今与えられたものでどうすれば効率的に進められるかに重きを置いています。

「③ホールが忙しい時にはランは手隙になるので応援を呼ぶ」というのは、オーダーを取っている間に、ランの仕事は少ないため、忙しいところには人手を増やして最短で切り抜けるといった意図があるかもしれません。

「④オーダーを取った後に次に忙しくなるランにシフトする」というのは、オーダーを取る次工程は商品を運ぶという流れを理解していることになります。つまり、自分がやっている仕事の次の状態を意識して働いているということです。

例として4つのパターンを挙げてみましたが、ここでいう”オーダーを取る”という中にも、複数の選択肢があるということです。

ただ言われたことをやるのみの人は、ここでの決断は”言われたことをやる”というだけであって、そこに自分らしい選択というのはありません。

しかし、②〜④の選択肢を持っている人、提案できる人というのは、自分の考えを持った上でアクションを決定しているということになります。

この違いこそが、いざ自分で選択をするという時に、何を基準にしてどう決定するかの”決断力”を育てるということです。

決断力をつける方法とは

次のステップである実際に決断するというフェーズでは、自己基準があると早く決めることができます。自己基準というのは、何を一番大切にするのかということです。

決断力をつける方法「自己基準に合った選択肢を取る」

先程の飲食店の例のように、複数の選択肢を持った上で自分で決断することが大切です。

こうすればいいのになと②〜④の選択肢を頭の中で考えるだけでは、考えていない人と同じです。

これらの選択肢を持った上で、どれかに決めるというのが大切です。
”問題発生”⇨”状況把握”⇨”対策立案”⇨”実行”これがセットになりますよね。

これらのうち、対策立案から実行に移行するときの決断のポイントは、自分の基準に合ったものを選ぶと迷いがありません。

例えば先ほどの飲食店で考えると、「自分のポジションを守ることが組織では大切だ」という基準があるとすれば、「②ホール3人をエリア分けして担当を明確にする」のように、与えられた条件の中で、最善の方法を選択するはずです。

これとは別に、「チームとして目的を達成することが大切だ」という基準があるとすれば、「③ホールが忙しい時にはランは手隙になるので応援を呼ぶ」という選択をしたのち、「④オーダーを取った後に次に忙しくなるランにシフトする」という流れで決断していくでしょう。

このように、どこに基準を置くかが予め明確であると、決断スピードは上がります。

飲食店を例に挙げましたが、オフィスワークにおいても”課や部として期限を守るためには、相互の助け合いが必要だ”という基準があれば、行動の選択はいつもチーム目線になるので、個人がどうかという選択肢を切ることができます。

自己基準によって選択肢は絞れるということになります。

自己基準のない人は決断が遅れる理由

自己基準のない人がなぜ自分で素早く決断できないのでしょうか。

それは大きく二つあると考えています。

①人の意見に流されやすい
②決定根拠がはっきりしていない

まず「①人の意見に流されやすい」についてですが、自己基準がない人は、自分の判断ポイントを理解していません。

誰かと意見を合わせることで、多数派として決定したいという思惑があるのかもしれません。ただ、基準がないことで考えがあやふやになってしまいますから、誰かに違う意見を言われるとそれが最もらしく聞こえてしまうのだと思います。

決断するためには、自己基準すなわち信念のようなものがあるといいと思います。

次に「②決定根拠がはっきりしていない」についてですが、①と少し似ているようにも思えますが、自己基準がない人にとっては、「なぜそうしたいのか」を問われた時に答えが明確に持てていないことが多いと思います。

これは、周囲が納得する基準、雰囲気を察して決めていることが大きな要因かもしれません。

自己基準というのは、自分が迷わないための信念であり、周囲に”こういう人だ”と認識してもらうことのできる基準です。

自分の大切にすることを基準に、その中で最善な選択は何かを模索することが大切です。
今自分が働いていて、何を大切にしているのかを書き出して客観視してみましょう。

これをすることで、自分の選択基準が作ることができますから、明日からの行動するための決断に迷いが減ってくると思います。

まとめ

仕事の進め方や方針決定だけで”決断力”が問われるわけではありませんよね。仕事は相手があって成り立つものなので、相手の判断基準を知ることが大切です。その基準を知ることで、頼む相手を絞ることができます。

決断力のある人は、自己基準によって”行動を選択”するため、迷いがなく素早く決断することができます。

また、日頃から1つの事柄に対する選択肢を複数用意するため、”複数の中から最善を選ぶ”、”正解らしいものを選ぶ”ことが習慣化しています。

この思考回数、決断回数によって育てられていると言えるでしょう。

なんとなく目の前の仕事に取り組むのではなく、どうすればもっと良くなるかなど、自分の基準を作って意思決定する機会を自ら作っていくことをおすすめします。