私はふるさと納税を知ってから始めるのに一年かかりました。
それを踏まえて、本記事は以下のような方にオススメです。
・ふるさと納税の仕組みを知らない
・ふるさと納税のメリットが分からない
・一時的な支出が大きくて手が出せない
・どんなサイトで始めればいいか分からない
ふるさと納税の仕組みをきちんと理解いただき、少しでもお得に、さらには返礼品選びを楽しんでいただくために、本記事をまとめております。
1.ふるさと納税とは
ふるさと納税は、2008年に「地元を離れた人々が、離れた土地から地元に貢献できる」という考えから始まった制度です。
そのふるさと納税の仕組みとは、本来支払う住民税を自分の納めたい市区町村に事前に支払って返礼品をもらうというものです。
そもそも住民税には、”普通徴収”と”特別徴収”という2種類の納税方法があります。
その違いは以下の通りです。
<普通徴収>
納付通知書に基づいて、年4回に分けて納付するもの。
<特別徴収>
会社が毎月給与を支払うタイミングで、本人に代わって住民税を天引きするもの。
会社員であれば、特別徴収という形で給与から住民税を払う手続きを会社が行ってくれています。
何もしなければ、私たちはただ決められた税金を払うだけ。ということになります。
これら住民税を支払う先は、課税される1月1日現在の住所地の市町村に対して、支払うことになっています。
ふるさと納税は、本来何もしなければ以上の自治体に支払う税金のうち、自分の寄付したい自治体を選んで、翌年度分の住民税を事前に支払うというものです。
ふるさと納税には、手数料2,000円が発生することも注意が必要です。
この2,000円を支払って、お得な返礼品をもらうというのが基本的な流れになります。
2.ワンストップ特例制度とは
ワンストップ特例制度とは、確定申告を行わなくても、ふるさと納税の寄付控除を受けられる仕組みを言います。
この制度のメリットは、この確定申告不要というところにあります。
ただし、この制度利用には条件があります。
・寄付する先は、1年間で5自治体まで可能である
・6自治体以上に寄付した場合は、確定申告が必要になる
・5自治体以内であっても、確定申告をした場合は適用除外となる
以上のポイントについて、順に解説していきます。
寄付する先は、1年間で5自治体まで
寄付できる自治体は5つの自治体までとなっています。
ここにもさらに注意点があります。
5自治体というのは、寄付する回数が5回までというものではないということです。
寄付する自治体が5つなだけであり、5つ以内の自治体に複数回寄付することは認められています。
5自治体以内であったとしても、確定申告した場合に限っては、ワンストップ特例制度が適用除外となりますので、ご注意ください。
3.筆者オススメのふるさと納税サイト
ふるさと納税のよくあるパターンとしては、お米等の定期な返礼品受け取りです。
日常的に消費するものに当てたり、少し贅沢なもの(うなぎ、果物など)にするのも良し、返礼品の選び方は人それぞれです。返礼品選びもふるさと納税の醍醐味です。
例えば、2つの自治体には贅沢品を選んで、残り3つの自治体では日常的に消費するお米や洗剤、ティッシュ等を選んで、定期的に寄付して返礼品で日用品を賄うという使い方ができます。
そんなふるさと納税を実践していくためのサイトとして、以下のようなサイトがあります。
【オススメ1】ふるさとチョイス
その信頼度は高く、なんと言ってもその返礼品の掲載数はNo.1を誇ります。
全国1,788自治体、35万点以上の地域の名産物から選ぶことが可能です。
もちろん会員登録は無料(登録しなくても利用可能です)、クレジットカードでの支払いが可能となっています。
※カタログや電話での申し込みも可能です。
サイト内でポイント制を導入しており、寄付によって貯まったポイントを返礼品に交換することが可能です。(ポイントには有効期限があるため、注意が必要です。)
サイト内が見やすく、初めての方にも安心してお使いいただけるサイトかと思います。
・初心者にも優しい納税総合サイト
・掲載数No.1 全国1,788自治体、35万点以上の返礼品
・寄付してポイント貯めて、返礼品に交換可能
・支払い方法が豊富(クレジットカード、PayPay、メルペイ等)
【オススメ2】さとふる
こちらのさとふるも初心者にオススメの納税サイトです。
運営者はソフトバンクグループで、自治体数は899(徐々に増加中)です。
掲載数こそふるさとチョイスに劣りますが、さとふるだからこそ選べるオリジナルの返礼品があります。
他サイトの人気返礼品であれば、到着まで半年以上かかるものも少なくありません。
忘れた頃にやってくる返礼品ってのも悪くないんですが、いつ届くかも分からないっていうのは、使い勝手が悪いとも言えます。その点さとふるは安心ですね。
ふるさとチョイスには、独自のポイント制度がありましたが、さとふるにはポイント還元がありません。
その代わりと言っていいのかわかりませんが、定期的に「Amazonギフト券を抽選で100名様に10万円分プレゼント」みたいなキャンペーンを実施してくれます。
※ただし、抽選対象者には条件があります。
ただ、これは抽選であるため、運が良ければ…の世界になってしまいます。
【オススメ3】楽天市場 ふるさと納税 ⇦イチオシ!
筆者オススメのふるさと納税サイトは、こちらの「楽天市場 ふるさと納税」です。
自治体数は1,000以上とこちらもふるさとチョイスには劣りますが、返礼品をたのしむには十分すぎる品揃えです。
ふるさと納税をお得にやりたい!という方には、こちらの利用をオススメしております。
楽天カードや楽天モバイルなどの楽天サービスを多く利用しているという方は、SPU(スーパーポイントアッププログラム)というポイント倍率が上がっているため、楽天市場での買い物は非常にお得です。
また、楽天市場で定期的に開催されるショップ買い回りイベントを利用することで、20%近い楽天ポイント還元を受けるなんてことも夢ではありません。
ふるさと納税は、手数料が2,000円かかると説明しましたが、楽天SPUを上げて、さらに定期開催時イベントで寄付してしまえば、1自治体の寄付で手数料を賄うことが可能です。
是非、楽天経済圏をお考えの方、ご利用中の方はこちらから始めてみてはいかがでしょうか。
4.要注意!税金控除シミュレーション
ここまで、ふるさと納税について説明してきましたが、ふるさと納税を始める前にやっておくべきことがあります。
それが”税金控除シミュレーション”です。
所得に応じて、控除を受けられる金額が決まっているため、この控除額を超えてしまうと「ただ税金を多く納めて、返礼品を購入しただけ」という事態になりかねません。
そのため、自分の正確な収入を調べた後に、税金控除シミュレーションを確実に行ってください。
これらのシミュレーションについては、各ふるさと納税サイトにも掲載されているため、無料で診断できますから、安心してご利用ください。
なお、余計なストレスを溜めないためにも、税金控除額のギリギリを攻めるのではなく、控除上限よりも少し余裕を持たせた金額で寄付することをオススメします。
・ワンストップ特例制度は5自治体まで適用可能
・初心者オススメサイトは”ふるさとチョイス”または”さとふる”
・楽天サービス利用者は、”楽天市場 ふるさと納税”がお得
・事前に税金控除額のシミュレーションはやっておくべき
以上、初心者のためのふるさと納税のまとめでした。
なかなか踏み出せなかった方、是非これを機にふるさと納税を始めてみてはいかがでしょうか。
皆さまが素敵な返礼品に出会えることを願っています^^