この記事はこんな方におすすめです。
・ネット銀行の口座を持っていない方
・UI銀行について知りたい方
・他のネット銀行と比べてみたい方
UI銀行ってどんな銀行?
UI銀行について
UI銀行はきらぼし銀行の持株会社である東京きらぼしフィナンシャルグループが2022年1月17日に開業した新しいネット銀行です。
●開業記念キャンペーン
2022年1月17日〜2022年3月31日
1年もの・2年もの円定期預金をお預入れで、年0.30%の金利となります。
上記のキャンペーンは終了しております。
UI銀行の各種手数料について
UI銀行の預金金利は、以下の通りです。
【普通預金金利】
0.10%
【定期預金金利】
スーパー定期預金 1,000万円未満 | 大口定期預金 1,000万円以上 | |
---|---|---|
1ヶ月 | 0.12% | 0.12% |
3ヶ月 | 0.12% | 0.12% |
6ヶ月 | 0.12% | 0.12% |
1年 | 0.20% | 0.20% |
2年 | 0.20% | 0.20% |
3年 | 0.20% | 0.20% |
5年 | 0.20% | 0.20% |
※キャンペーン中の金利を表示しています。
上記のキャンペーンは終了しております。
振込手数料については以下の通りです。
UI銀行・きらぼし銀行間:無料
他行宛:86円(最低でも月1回無料)
よく知られている他のネット銀行の振込手数料と比較してみると、1回あたりの手数料は非常に安く設定されています。
普段から振込利用が多い方にとっては非常にメリットの大きい要素ですね。
ただし、UIプラスというステージによって、これらの無料回数が変動します。
このUIプラスというステージが自分に合ったプランなのかという点を踏まえて、口座開設するか吟味していきましょう。
UIプラスについて
UIプラスとは、1ヶ月平均預金残高に応じて、手数料等の無料回数が決定するというものです。
ステージは以下のような条件となります。

ステージ判定した月の翌々月が対象となるので、注意が必要です。
また、判定要素が1ヶ月の平均残高という点も要注意です。
月末に残高が増えたとしても、1ヶ月の平均で判定されますので、ステージを上げる場合には、預金残高を高く保つ必要があります。
ステージ | 無料回数(ATM出金/振込) |
---|---|
ステージ1 | 1回/2回 |
ステージ2 | 3回/5回 |
ステージ3 | 7回/7回 |
ステージ4 | 15回/15回 |
ステージ5 | 20回/20回 |
預金残高が少なく10万円未満であっても、無料回数が付くという点は良心的なプランだと思います。
なお、口座開設した当月および翌月は「ステージ2」が適用されます。
UI銀行を他のネット銀行と比較
ステージアッププログラムを比較
ステージアッププログラムを採用している人気のネット銀行は以下の通りです。
①楽天銀行
ハッピープログラム
②住信SBIネット銀行
スマートプログラム
楽天銀行「ハッピープログラム」
楽天といえば、近年改悪が続いていると言われているサービスですよね。
ただ、それでもなお条件に合致する方にとっては、まだまだ利用の価値があるサービスだと思います。

楽天銀行のメリットは、残高や取引回数に応じたステージよって、楽天ポイントの獲得倍率にも影響する点で楽天ユーザーに根強く人気がある銀行です。
2022年4月1日以降、楽天銀行の普通預金金利は残高によって変わります。
残高300万以下であれば金利は0.10%であり、残高300万円を超える金額は金利が0.04%となります。
また、個人用として使うにしても、月に1〜2回程度開催される楽天市場のショップ買い周りキャンペーンなどをうまく利用することにより、賢くポイントを貯めることができます。
普段から楽天モバイルや楽天ひかりなどの楽天のサービスを受けている方は、楽天銀行をメインで使うことを強くオススメします。
住信SBIネット銀行「スマートプログラム」
スマートプログラムは、条件に応じてそのランクが変わる方式です。
ランク1、2の違いは以下の通りです。
ランク1
月末時点で「スマート認証NEO」の登録がない方
ランク2
月末時点で「スマート認証NEO」の登録がある方
このスマート認証NEOに登録するだけで、ATM利用手数料や振込手数料は以下の通りとなり5回までと増加します。

ランク3及びランク4は「スマート認証NEOの登録」に加えて、以下のような複数の条件のいずれかを満たす必要があります。

ランク3については、基本的に「Ⅲ 総預金の月末残高が300万円以上」という条件を満たすことが多いのかなと思います。
ランク4に上げるためには「外貨預金と仕組預金の月末残高が500万円以上」もしくは「外貨預金と仕組預金の月末残高合計が、300万円以上 かつ 住宅ローンを利用」のいずれかの条件を満たす必要があります。
ネット銀行プログラムの比較考察
そのネット銀行もステージを上げることによるメリットとして、ATM利用/振込手数料の無料回数が変わっていくという点があります。
UI銀行と住信SBIネット銀行のいずれも
・預金残高300万円以上で振込15回無料
・預金残高500万円以上で20回無料
というのは変わりません。
その中でも、振込手数料の無料回数5回というのを基準に考えると、「住信SBIネット銀行」がオススメの銀行となります。
【無料振込回数5回の条件】
UI銀行:1ヶ月平均残高が10万円以上
住信SBIネット銀行:スマート認証NEOに登録
住信SBIネット銀行はスマート認証NEOに登録するだけで、無料回数を5回にできるのはかなりのメリットだと思います。
UI銀行も10万円以上と敷居が低いですから、この基準を満足するのであれば、UI銀行でも全く問題ありません。
楽天銀行は無料回数3回が最大となりますから、振込が多いという方にはオススメできません。
しかし、ポイントをうまく回収できる方には、手数料以上のメリットがあるため、一概にやめておいた方がいいということではありません。
自分の資産状況や生活圏を含めて、どのネット銀行が良いか判断していきましょう。
UI銀行の開設はオススメできるのか?

UI銀行のメリットを一度整理しておきましょう。
UI銀行のメリット
・普通預金金利がメガバンクの100倍
・UIプランで手数料無料回数を増やすことができる
・無料回数を超えても、振込手数料が安い
ネット銀行の中でもメリットを多く持つ銀行の一つだと思います。
住信SBIネット銀行に引けを取らないUIプランがあるため、これからネット銀行でメインバンクを作りたいという方にはオススメです。
ただし、まだ2022年に新生の銀行であるため、実績を含めて不安な方は様子を見た方がいいかもしれません。